■ 審査落ち。それは「お前は不要」という宣告
山奥AI研究所、最大の危機である。
あんなに戦略を練り、AIジミニーと共謀して作り上げたサイトが、Googleアドセンスの審査に落ちた。
理由は「価値の低いコンテンツ」。
「……価値が低いだと?」
偏差値0から難関校へ導いたあの熱量を、GoogleのAIは「価値なし」と切り捨てたのだ。
その瞬間、僕の中で何かが弾けた。
「Googleが僕を認めないなら、もういい。あいつらの広告なんていらん!」
■ 楽天アフィリエイトという「劇薬」への逃避
怒りに任せて登録したのは、楽天アフィリエイトだ。
審査なし、即貼り可能。Googleにフラれた僕にとって、楽天は「誰でも受け入れてくれる聖母」のように見えた。
僕は手当たり次第に商品を検索した。
赤本、文房具、忍者シューズ、ドストエフスキーの全集……。
「これいいな」「これも合格に役立つな」
ブチギレた勢いのまま、記事の隙間という隙間にアフィリエイトリンクを流し込んだ。
「貼れば貼るほど、金になる(はずだ)」
そう信じて、一晩中リンクを貼りまくった。
■ 気がつくと、サイトが「呪い」にかかっていた
翌朝、完成したサイトを見て、僕は凍りついた。
そこにあったのは、感動の逆転劇ではない。
「バナー広告の暴力」によって、文字がどこにあるかもわからないカオスな戦場だった。
- スマホで開けば、画面の半分が楽天市場。
- スクロールすれば、誤クリックを誘うような絶妙な配置で現れる「お買い物パンダ」。
- 読み進めようとしても、バナーの重さでページがカクつく。
「直さなきゃ……」
そう思って管理画面を開くが、貼りすぎたタグのせいでどこを消せばいいのかすらわからない。消せば消すほどデザインが崩れ、フォントがバグり、サイトはさらにぐちゃぐちゃになっていく。
まさに、**「楽天の呪い」**だ。
■ やればやるほど、遠のく「正解」
アジャイルに改善しようとすればするほど、サイトは「お買い得情報」という名の樹海に飲み込まれていく。
偏差値を上げる戦略は得意だが、この「ぐちゃぐちゃになったコード」を解く公式を、僕は持っていなかった。
今、僕のサイトは「逆転合格」を伝えたいのか、「楽天ポイント」を貯めさせたいのか、自分でもわからない状態になっている。
「ジミニー……助けてくれ。この呪い、どうやったら解けるんだ?」
僕は今、Googleアドセンスの合格通知よりも、**「普通に読めるサイトに戻す魔法」**を求めている。
「数ヶ月」の封印を覚悟した。
正直に言おう。
このサイトが元に戻るまで、数ヶ月……いや、それ以上かかる気がしている。
僕のITリテラシーでは、この「ぐちゃぐちゃの呪い」を解くには時間が足りなすぎる。
「パパ、サイトがパンダ(楽天)だらけだよ?」
娘の冷ややかな視線が痛い。
偏差値0から合格させた父親の威厳は、お買い物パンダのバナーによって粉々に打ち砕かれた。
しばらくの間、僕のサイトは「楽天アフィリエイトの樹海」として放置されるだろう。
もし、運良く記事に辿り着けた人がいたら、それはもはや奇跡だと思ってほしい。
教訓:ブチギレた勢いでアフィリエイトを貼ってはいけない。



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